2014年09月27日

心に残る『ライ麦畑でつかまえて』。ただし、村上春樹訳と野崎孝訳。

僕がタイトル名だけで購入して、その後の僕の人生を変えた本が2冊ある。


1冊は帰省のために新幹線に乗る直前にキオスクで購入した『風の歌を聴け』(村上春樹)と、大学1年の夏休みに本屋をブラブラして見つけた『ライ麦畑でつかまえて』(サリンジャー著、野崎孝訳)だ。

この『ライ麦畑でつかまえて』は最初、とにかく読みにくくて途中で投げ出すことが多く、何度も挫折した。

どこが読みにくかったかというと、その文体だ。

『ライ麦畑でつかまえて』を購入して2年ぐらいして、僕が尊敬する人物(名前は忘れた^^;)が、人生を変えたのは『ライ麦畑でつかまえて』だ、という一文を読み、とにかく、腰を据えて読み始めた。

最初の3分の1ぐらいまでは、やっぱり、読みにくいなぁ、と思っていたのだけれど、3分の1を過ぎた頃から、その文体が妙に体に馴染んできた。

もちろん、物語や主人公に興味を持つようになったのも読み終える助けになった。



そして、初めて『ライ麦畑でつかまえて』を読み終えることができてから30年たって、今度は村上春樹の訳で読み始めた。

読み始めて感じたのは圧倒的に村上春樹の訳のほうが読みやすいということ。

でも、なんだか物足りない、というのが正直なところだ。

ストーリーは一緒だし、出てくる人物も一緒なんだけれど、心にひっかき傷をつけることがない。

多分、僕は生まれた初めて読んだ野崎孝の訳に感情移入しているのだろう。

ただ、物足りないとは言え、やっぱり、『ライ麦畑でつかまえて』は面白い。

もし、まだあなたが20歳代前半なら、絶対に読むべき本の1冊だ。

僕としては野崎孝のほうをまずはお勧めするけれどね。

もし、あなたが40歳代以上で、一度は野崎孝の訳の『ライ麦畑でつかまえて』を読んでいるなら、村上春樹の訳もお勧めする。

それはそれで味があるからだ。


●『ライ麦畑でつかまえて』(野崎孝訳)
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●『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(村上春樹訳)
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2014年02月17日

『華麗なるギャッツビー』と『ライ麦畑でつかまえて』と『風の歌を聴け』

何を今さらですが、『華麗なるギャッツビー』を読んでいる(それも村上春樹の翻訳ではなく)




茶色に変色した古本屋から買ってきたもの。

もう何年も読まれずに僕の本棚に置いてあった。

それをどうしても読む本が無くなったので、『華麗なるギャッツビー』を読むことに。

いや〜、面白い!


『ライ麦畑でつかまえて』以来の面白さだ。





わざわざ、村上春樹が新しく翻訳したくなるわけだ。

そう言えば、『風の歌を聴け』にも似ていなくもないな。





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2014年01月25日

ただの『障害者』の恋愛物語に考えさせられる

中途聴覚障害者の女性とネットで繋がった男性の「ただの恋愛」物語。





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「ただの恋愛」物語なのだが、女性が聴覚障害者。

障害者が普通に生きて、普通に恋愛することの難しさを瑞々しい感性で描いている。

ここに書かれている男性は僕で、女性はあなただ。

まぎれもなく、僕たち自身が一種の障害者なのだ。(いろんな意味で。)

何が健常者なのか、何が障害者なのか。

障害者にはどんな「障害」があるのか。

恋愛を通して障害も考えさせられる。

有名な言葉だが「障害は不便だが不幸ではない」。

でも、本当にそうなのだろうか?

僕には僕の不便と不幸がある。

それと立ち向かうのか、逃げるのか。


それはその人が決めればいいことだ。


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2011年11月10日

原爆投下の「デッドライン」と「月と蟹」(ヤドカミ様)

今読んでいるサスペンス小説が「デッドライン」だ。


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第二次世界大戦末期、欧州戦線から米本国に帰還した日系二世のミノルは、世界発のコンピューター、「エニアック」の開発に参加する中、日本への原爆投下が間近であることを突き止める。

母国にいる家族を守るため、一刻も早く「降伏」を促さなければならない。

ミノルは、酒場で出会った日系人の踊り子エリイと共に、日本への密航を企てる。

すべてを投げ捨て、アメリカ大陸を北に向かう二人。

壮大な逃避行がはじまる―。



・・・・・という代物だ。

もうすぐ「上巻」が終わるところだが、まだまだ冒険が始まったばかりだが、テーマが面白い。



それと同時並行で読んでいるのが「月と蟹」(つきとかに)

直木賞受賞作品だ。


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こちらは、まだ半分しか読んでいないが、なんだか切なくなる話だ。

この先、どう展開するのかが楽しみ。


というように、ビジネス書以外の本を楽しみながら読んでいるうちは、僕の精神も健全だ。

ところで、あなたは、今、何を読んでいますか?




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『ハードボイルド・ワンダーランド日記』(半径5mから100億光年のできごと)



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『ホーライの3行日記』(僕の1日なんて3行で十分さ)

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2011年11月09日

昨日のサスペンス繋がりで村上春樹訳の本を2冊

ちょっと前から読んでいた、これまたハードボイルドの古典的名作の「ロング・グッドバイ(長いお別れ)」レイモンド チャンドラー著の村上春樹の新訳だ。
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テリー・レノックスとの最初の出会いは、〈ダンサーズ〉のテラスの外だった。

ロールズロイス・シルバー・レイスの車中で、彼は酔いつぶれていた……。

私立探偵フィリップ・マーロウは、億万長者の娘シルヴィアの夫テリー・レノックスと知り合う。

あり余る富に囲まれていながら、男はどこか暗い蔭を宿していた。

何度か会って杯を重ねるうち、互いに友情を覚えはじめた二人。

しかし、やがてレノックスは妻殺しの容疑をかけられ自殺を遂げてしまう。

が、その裏には哀しくも奥深い真相が隠されていた……

大都会の孤独と死、愛と友情を謳いあげた永遠の名作が、村上春樹の翻訳により鮮やかに甦る。

アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長篇賞受賞作。




2冊目は同じく村上春樹訳の「さよなら、愛しい人」同じくレイモンド チャンドラーの作品。

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刑務所から出所したばかりの大男へら鹿マロイは、八年前に別れた恋人ヴェルマを探して黒人街にやってきた。

しかし女は見つからず激情に駆られたマロイは酒場で殺人を犯してしまう。

現場に偶然居合わせた私立探偵フィリップ・マーロウは、行方をくらました大男を追って、ロサンジェルスの街を彷徨うが…。

マロイの一途な愛は成就するのか?

村上春樹の新訳で贈る、チャンドラーの傑作長篇。


どちらも私立探偵のフィリップ・マーロウのハードボイルドさがいい。

「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない。」と明言をはいた、あのマーロウだ。

どっぷりとハードボイルドの世界にはまりたい人は、是非、どうぞ。

古典はやっぱりいいものだ。





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『ハードボイルド・ワンダーランド日記』(半径5mから100億光年のできごと)




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『ホーライの3行日記』(僕の1日なんて3行で十分さ)


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2011年11月08日

ここのところ出張が多かったので、サスペンス物を3冊読破した。

2冊は古い、古典的名著と呼ばれているサスペンスだ。


まず、「深夜プラス1(ワン)」だ。

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この「深夜プラス1」は典型的ロードストーリーで、訳ありの人物を、ある特定の所まで自動車で連れて行く、ってやつだ。

普通のミステリーは犯人・トリックが分かってしまうと興味が薄れてしまいますが、この作品は何度読み返してみても面白さが薄れません。

登場人物の魅力、元工作員現ビジネスマン、アルコール依存症のガンマンどこか問題を抱えながらも、男として引き付けられるものが大きいです。

この小説のすばらしさの証拠として私がこの本を人に貸すと確実にかえってきません。



次の作品もまた古典的名著のサスペンス物語で「鷲は舞い降りた」だ。

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鷲は舞い降りた!

ヒトラーの密命を帯びて、イギリスの東部、ノーフォークの一寒村に降り立ったドイツ落下傘部隊の精鋭たち。

歴戦の勇士シュタイナ中佐率いる部隊員たちの使命とは、ここで週末を過ごす予定のチャーチル首相の誘拐だった!

イギリス兵になりすました部隊員たちは着々と計画を進行させていく…使命達成に命を賭ける男たちを描く傑作冒険小説


・・・・という小説です。


最後の1冊は、これは最新版の「007 白紙委任状」だ。

そう、あの「ゼロゼロセブン」だ。


●【アマゾン】「007 白紙委任状」
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世界最高のサスペンス作家が、世界最高のヒーローを描いた。

20日金曜夜の計画を確認。当日の死傷者は数千に上る見込み。

イギリスの国益にも打撃が予想される。

イギリス政府通信本部が傍受したEメール――それは大規模な攻撃計画が進行していることを告げていた。

金曜まで6日。それまでに敵組織を特定し、計画を阻止しなくてはならない。
 
緊急指令が発せられた。

それを受けた男の名はジェームズ・ボンド、暗号名007。

ミッション達成のためにはいかなる手段も容認する白紙委任状が彼に渡された。

攻撃計画の鍵を握る謎の男アイリッシュマンを追ってボンドはセルビアに飛ぶが、精緻な計画と臨機応変の才を持つアイリッシュマンはボンドの手を逃れ続ける……
 
セルビアからロンドン、ドバイ、南アフリカへ。

決死の追撃の果てに明らかになる大胆不敵な陰謀の全貌とは?

50年以上にわたって冒険小説のヒーローであり続けたジェームズ・ボンド、暗号名007。

その新たな冒険行を、リンカーン・ライム・シリーズなどで知られるサスペンスの巨匠ディーヴァーが手がけたのが本書です。

舞台を現在に移し、秘密兵器を開発するQ課が製作した特殊スマートフォンとワルサーPPSを手に、9.11後の世界を駆け回るボンド。

スタイリッシュなボンドの言動に彩られたスピーディな展開というボンドものらしいストーリーに、“ドンデン返しの魔術師”ディーヴァーらしい巧妙なプロットが仕掛けられています。


・・・・というものです。

この3冊は旅のお供に飽きません。

いずれも傑作です。

お時間のある方は(無い方も)是非、どうぞ!!


■おすすめのミステリー小説
  ↓
http://horaimystery.web.fc2.com/index.html




●●●『ハードボイルド・ワンダーランド日記』(半径5mから100億光年のできごと)●●●
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『ハードボイルド・ワンダーランド日記』(半径5mから100億光年のできごと)



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『ホーライの3行日記』(僕の1日なんて3行で十分さ)

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2011年05月14日

『四日間の奇蹟』(浅倉 卓弥)

・・・・・・泣けました。

第1回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞金賞受賞作として、「描写力抜群、正統派の魅力」「新人離れしたうまさが光る!」「張り巡らされた伏線がラストで感動へと結実する」「ここ十年の新人賞ベスト1」と絶賛された感涙のベストセラー。

脳に障害を負った少女とピアニストの道を閉ざされた青年が山奥の診療所で遭遇する不思議な出来事を、最高の筆致で描く癒しと再生のファンタジー。


四日間という区切られた期間を長編で丹念に追う筆致が素晴らしい。

事故でその才能を活かせなくなった音楽家、その事故をきっかけに音楽家と暮らすことになり、その才能を受け継ぎつつある少女、また、彼らの人生にとって重要な役割を果たすことになるもう一人の登場人物。

彼らの織りなす心情が、作品を通して登場するピアノ曲のように細やかに、そして激しくつづられていく。

そうした彼らに訪れた再度の転機となる第二の大きな事故後の数日間のストーリーは、陳腐な表現だが涙無くしてページを繰ることができない。


一言で言うと、 「"生"と"死"に正面から向き合った、命の傑作」だ。

生きる意味を考えさせられる。

自分の人生に自信をつけさせられる。

そんな心動かされる、感動の作品だ。

「何故自分は生きているのか?」

「誰のために?」

「何の目的で?」

「自分が死んだらどうなるのか?」


4日間で僕たちは「自分」を考えることになる。

真面目に人生について考えたい時におすすめの本だ。


四日間の奇蹟
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2011年05月13日

傑作警察モノのお勧め小説★スウェーデンの最高傑作警察物語「笑う警官」シリーズ

『笑う警官』(マイ・シューヴァル、ペール・ヴァールー)


僕がこの「マルティン・ベック」シリーズを知ったのは高校2年の夏だった。

旺文社の「高2時代」という本で紹介していた。

スウェーデンのおしどり夫婦が二人で書いている警察物語。

最終的には10巻になり、10年間のスウェーデンの歴史ものにもなっている。

はっきり言って、おもしろい!

登場人物の深みが、日本のチャチな警察小説とは雲泥の差なのだ。


『笑う警官』について言うと・・・・・

ベトナム反戦デモが荒れた夜、放置された一台のバスに現職刑事八人を含む死体が! 

史上初の大量殺人事件に警視庁の殺人課は色めき立つ。

アメリカ推理作家クラブ最優秀長編賞受賞の傑作。



1967年11月13日午後11時過ぎ。

ストックホルムの街外れで、運転手と乗客の射殺体を満載した路線バスが発見される。

被害者の中には一人の若い刑事が含まれていた。

果たしてこの大量殺人の背景には何があったのか?

殺人課の刑事たちが真相を求めて奔走する…。

 
スウェーデンで1968年に出版された警察小説。

傑作の呼び声高く、その評判を裏切らない“すこぶるつき”の面白さを堪能できる。

 
400頁を越えるこの小説が読者を結末まで一気に引っ張る理由はいくつもある。

 
殺害された乗客たちに何ひとつ共通点が見出せないという事件の背後に、やがて別の迷宮入り事件の影が見え始める。

謎が謎を呼ぶという筋立てのワクワク感は途中一度として読者を飽きさせることはない。


また事件を追う刑事たちの一癖も二癖もある個性が決して突飛ではなく、存在感あふれるその人物造詣は見事としか言いようがない。

中心人物であるマルティン・ベックが抱える夫婦の倦怠感と、両親のそうした危機的状況をまだ窺い知るには幼い娘イングリッドとベックとの父娘の会話。

一方ベック夫妻とは対照的に、コルベリ刑事とその14歳も若い妻グンとの初々しくも官能的なやりとり。

直接事件解明に結びつくわけではない夫婦や家族の挿話が、物語に人間くさい奥行きを持たせている。

 
さらにいえば、この小説は60年代の社会的空気を鮮やかに切り取って差し出す点にも特徴がある。

スウェーデンがまだ第二次世界大戦の記憶を生々しく抱えているという時代背景や、そんな時代にあって今はアメリカがはまりこんだベトナム戦争の泥沼が、遠く北欧の人々にも大きな影響を与えている状況などが描かれている。

それでいてこの40年も前の小説は、今でも決して古びることなく読者を魅了する。

刑事たちと共に、スリルを味わいながら犯人を追った400頁でした。

シリーズの中で1作ごとに確実に歳をとっていく主人公たちの人生模様も楽しめる。


警察物語を超えた警察物語。

手に取って損することはない。

是非、10巻、全部そろえることで人生が深くなることを僕が請け負うね。

最低でも5年間は楽しめメル。間違っても日本の作家による「笑い警官」を買わないでね。



笑う警官 (角川文庫 赤 520-2)
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2011年04月16日

典型的な「したたかな女」と「アホな男」のストーリー

ここのところ続けて東野圭吾の本を3冊、読んだ。


夜明けの街で (角川文庫)




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白夜行 (集英社文庫)




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幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))




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『夜明けの街で』は、東野圭吾本人が言っていたが、サザン・オール・スターズの『ラブアフェア』をモチーフにして書かれた「不倫」の話だ。

『白夜行』は、被害者の息子の少年と被疑者の娘の少女が絡まりながら昭和の中を歩んでいく物語。

『幻夜』は、「阪神大震災」をきっかけに運命をつきあうことになる男女の物語。


この3作の共通点は「したたかな女性」と「アホな男性」というところだ。

もちろん世の中には「したたかな男性」と「アホな女性」という組み合わせもあるけれど、やっぱり小説の題材になるのは「したたかな女性」と「アホな男性」の場合。

とにかく、3作中の女性は「頭が良く」「計算高く」「美人」で「小悪魔的な魅力を持っている」女性だ。

似たような作品を連続して読んだので、だんだん「意外性の面白さ」は減少してくるけれど、それでもやっぱり「面白い」。



ちなみに、この3作のもうひとつの共通項は「本を選ぶのに時間が無いので、とりあえず東野圭吾を選んでおけばハズレはないでしょう」とタイトルだけで衝動買いした、という点。

主に通勤時間とクリニックでの待ち時間に読んだ。



話がそれるけれど、この人なら「ハズレ」が少ないので、新幹線の発車のベルが鳴っている瞬間に選んでもいいと思っているのは「東野圭吾」と「宮部みゆき」だ。

どちらもストーリー性がしっかりとあり、ミステリィさも醸し出してくれている。


それにしても、女性は「こわい」。

昔、ガールフレンドに忠告を受けたことがある。

「会社では絶対に女性を敵に回さないこと。逆に女性を味方につければ仕事が10倍、楽になる」と。


それは、しっかりと実感している、今日、この頃である。


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ラベル:東野圭吾
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2011年03月21日

24時間続く妄想抱かせてくれる女性がいた

散らかすのは得意である。

子どもの頃から「散らかす」は得意だった。

プラモデルを半分作って、あきたので、プラモデルはそのままにして漫画を読む。

夏休みの自由研究も当初は「毎日」雲の様子をスケッチするのが3分の1ぐらいで飽きて、朝顔の押し花を始める。

初めて就職した会社「吉田薬品工業」でも、品質管理でガスクロや液クロの研究をしていたかと思うと、「洋ラン」の組織培養に手を出す。


途中で放り出したモノの運命は、僕の「気まぐれ」に左右される。

完成したプラモデルもあるが、半分しか作っていない戦車もある。

「洋ラン」の組織培養はビジネスにまで持っていったが、「どじょう」の養殖は諦めた。



ということで、「俳句入門」のサイトを作った。
   ↓
http://horaihaiku.web.fc2.com/index.html


今から4、5年前はかなり俳句にハマって、「作句(さっく)」までしていたが、今は、全く作らない。

でも、鑑賞はしている。


俳句や短歌の良い点は「読むのに時間がかからない」点だ。

短歌で10秒程度。

俳句なら5秒で読み終える。


僕が作った最初の俳句は「春疾風太鼓一発とどきけり」鵬来だ。

この俳句の意味はどういう意味かというと、春の風が強く吹いている日に、自転車で買いものに行った。

たまたま、その日は近くの神社の「春の祭り」であり、大太鼓が「どーん」と響いてきた、という、ただそれだけの句である。


僕の句には味わいもヘッタクレモないのだが、名句になると、5秒で読み終えても、余韻が24時間続くものがある。

たとえば、


★「鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし」三橋鷹女


季語は「鞦韆」(しゅうせん)で、ブランコのことである。季節は「春」

ブランコは漕ぐべし、愛は奪うべし。


強烈だ。

これが俳句?と思ってしまう人も多いだろう。

きっちりと季語も入り、五七五になっている。

新鮮でシャープだ。


こんな句を作る人と、いちどお付き合いをしてみたいものだが、ちょっと怖い、という気分も半分以上ある。

ちょっとやそっとの覚悟で付き合うとケガをしそうだ。

でも魅力がある。怖いモノ見たさか。


でも、案外、優しい人かもしれないな・・・・・・なんていう妄想がたっぷり24時間は楽しめる。

それが俳句だ。




■■■ 俳句入門。俳句季語。俳句歳時記。おすすめの俳句。 ■■■
       ↓
「俳句入門。俳句季語。俳句歳時記。おすすめの俳句。」の紹介サイト。ここであなたの人生が変わる。


ラベル:三橋鷹女
posted by ホーライ at 19:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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