息子は「やりたいことが見つからない」と言う。
「やりたいことがあっても、その方面の才能が僕にはない」とも言う。
これは難しいことだ。
だから、自分がこれまで何かをやって「ワクワク」したことがないかを考えさせた。
彼のキーワードは「創作」だった。
ただ、その「創作」も「締切」があると、とたんに苦しくなり、魅力が感じられなくなるらしい。
それと、その創作物(今は、小説らしい)が評価されないとだめらしい。たとえば、何かの賞を受賞したいらしい。
ならば、「創作している最中のワクワク感そのものを大事にし、それだけで小説を書き、書き上げたら、ついでに、どこかの賞に投稿したら?」という話をした。
僕が会社で若い人たちに言っていることと同じことを息子に言っている。
僕はどうやら、そういう星の下に生まれたらしい、とつくづく思うね。